2011年5月21日土曜日

全地点で下落 県内の公示地価

 国土交通省は18日、今年1月1日現在の公示地価を発表した。和歌山県内は4年ぶりに調査全地点が下落。平均では住宅地が4?5%、商業地が5?0%のマイナスで、いずれも19年連続の下落となった。下落幅も拡大した。
 県内9市14町で、189地点を24人の不動産鑑定士が調査した。1平方メートル当たりの県平均は6万8700円(前年比4?8%減)。住宅地は5万5400円、
商業地は10万500円だった。
 県によると、地価は景気悪化と先行きの不透明感から下落傾向が続いている。
 住宅地で最も下落率が大きいのは、田辺市古尾24の12?8%(地価4万4900円)。昨夏の水害の影響を受けているという。紀南の市町村別では串本町の6?5%(3万3300円)。
 商業地では那智勝浦町築地4丁目の10?7%(8万2600円)。市町村別では
田辺市の8?5%(11万8千円)、新宮市の8?0%(9万9千円)も下落が目立った。
 紀南の地価下落について、県地域づくり課は「住宅地は県外転入者が少なく、人口減少の影響を受けやすい。旧来の商業地は大型店の郊外進出で集客力が落ちている」と分析している。
 県内最高地価は商業地がJR和歌山駅前、和歌山市友田町5丁目の50万7千円で11年連続。住宅
地は日赤和歌山医療センター近く、和歌山市芝ノ丁21の15万2千円だった。

引用元:arad rmt

0 件のコメント:

コメントを投稿